痛みを客観的に評価するシステムの開発をしています

痛みは最も不快な感覚の1つで、生体の危機を知らせるアラームの役割を担っていますが、
長く続く痛みは生体には害となるため、適切な治療が必要です。

しかし、客観的に測定できる方法がありません。

痛みの感受性や表出は個人差が大きいので、本当は治療が必要なのに見逃されたり、
不適切な量の痛み治療で、植物状態、薬物中毒になったりします。

痛みの認知は複雑なので、すべてを解明できるのはもっと遠い将来だと思っています。
一方で脳から信号を取り出す仕組みは大きな進歩を遂げています。
私たちはビッグデータ解析にヒント得て、 たくさんの痛みを感じているデータから痛み成分を取り出し人工知能の助けを借りて、
痛みを本人に聞かずに測定できるシステムを開発しています。

お知らせ

  1. 新HPをオープンしました。
  2. 痛みのサイエンスイノベーション共同研究講座が生まれました。
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プロジェクトメンバー

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痛みとは何かを知りたい、そのために活動しています

人が持っている5つの感覚の中で、痛みだけが見えない。
痛みが目に見えたなら。

大きな痛みをひとにわかってもらえないあなたを、
処置すべき痛みを我慢してしまうあなたを、きっと手助けすることができる。

わたしたちPaMeLa株式会社は、脳波と人工知能を用いて、からだの痛みを「見える化」する研究を日々行っています。

これまで、痛みというものは、ご本人がどのように感じているのか、「すごく痛い!」とか
「我慢できるよ・・」のように言って下さった言葉から判断されてきました。
痛みへの寄り添い方も、医療ケアも、その言葉に頼るしかなかったのです。

言葉を呑んでしまう人、言葉を発することができない人には寄り添えない、ケアも届かない。
もし、客観的に痛みの存在や大きさを判断する技術があったなら。

わたしたちはその「もし」を現実にすべく、開発を進めています。
そして、痛みを抱えているひとりひとりに合った方法で、あなたに合った方法で、ちゃんと寄り添いたい。

痛みの原因はどこかに隠れてしまっていても、痛みそのものは、あなたの中に確かに存在するのだから。
あなたの中の痛みに気づきたい。あなたの中の痛みを理解したい。

この思いがわたしたちを突き動かしています。

からだの痛みへの理解は、心の痛みへの理解に通じています。
痛みを理解して見える世界は、きっと今とは違って見えるはず。

多くの人がすべての痛みを理解しあい、やがて共感しあえる社会になると信じて、
そして、世界の人々が笑顔になれるように、
わたしたちは、痛みに向き合い続けます。

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